Mechanical Design Tools / Surface
Ra から標準カットオフ λc・Rz の目安・旧仕上げ記号 ▽・対応する加工法を一括表示
標準数列:0.012 〜 100 µm。中間値もそのまま判定します。
Rz ≒ 係数 × Ra。規格化された換算式はなく、加工法で 3〜7 倍程度ばらつきます。
表面粗さは、加工した面の微細な凹凸の大きさを数値で表したものです。図面では面の機能(しゅう動・シール・はめあい・外観など)に応じて上限値を指示し、加工側はそれを満たす加工法を選びます。日本では JIS B 0601(製品の幾何特性仕様=GPS、表面性状)で定義され、国際規格 ISO 4287 / 21920 に対応しています。
Ra(算術平均粗さ)は、基準長さ内で粗さ曲線の平均線からの高さの絶対値を平均した値です。面全体の平均的なザラつきを表し、最も広く使われます。一方 Rz(最大高さ粗さ)は、基準長さ内で最も高い山と最も深い谷の合計で、局所的な突起や深い傷を捉えるのに向きます。
粗さ測定では、うねり成分を除くために カットオフ値 λc を設定します。λc は測りたい Ra の値域に応じて JIS B 0633 / ISO 4288 で標準値が決まっており、評価長さは原則 λc の 5 倍です。本ツールは入力した Ra から標準 λc を自動表示します(この値は規格表に基づく確定値です)。
| Ra の範囲 (µm) | λc (mm) | 評価長さ ln (mm) |
|---|---|---|
| 0.006 < Ra ≤ 0.02 | 0.08 | 0.4 |
| 0.02 < Ra ≤ 0.1 | 0.25 | 1.25 |
| 0.1 < Ra ≤ 2 | 0.8 | 4 |
| 2 < Ra ≤ 10 | 2.5 | 12.5 |
| 10 < Ra ≤ 80 | 8 | 40 |
面の機能から必要な粗さを決め、過剰に滑らかにしないのがコツです。滑らかすぎる指示は加工コストを跳ね上げます。
はめあい公差とセットで考えると判断しやすいです(関連ツール参照)。
Ra 標準数列 0.012〜100 µm。標準カットオフ λc は JIS B 0633 の区分(Ra 0.006〜80 µm)で表示します。Rz の換算値、旧 ▽ 記号、加工法の対応は目安であり、規格で一意に定まる値ではありません。